2024年の振り返りと2025年への挑戦:GAAPが描くフェムテックの未来

2024年も終わりを迎えようとしています。今年は、GAAPにとって飛躍の一年であり、多くの成果を挙げることができました。私たちが推進してきたフェムテックの取り組みは、健康、美容、防災、教育といったさまざまな分野で新たな価値を創出し、多くの方々に支持されました。そして、2025年に向けて、さらに挑戦を深めていきます。2024年の成果を振り返り、今後の展望を詳しくお伝えします。


2024年の成果:フェムテック推進事業の広がり


1. CareNa梅田店:未来型美容サロンの誕生

2024年7月29日、大阪梅田にて「CareNa梅田店」がオープンしました。このサロンは、最新技術を活用した毛穴洗浄を主軸に、女性の健康サポートを融合させた未来型美容サロンとして注目を集めています。

美容と健康の融合サービス
CareNa梅田店では、以下のサービスを通じて、美容と健康を同時にケアできる環境を提供しています:

  • 毛穴洗浄
    最先端の機器を活用し、毛穴の奥に溜まった汚れを取り除くことで、肌の透明感を引き出す美容ケア。
  • 腸内サプリの提案
    美容と健康に密接な関係を持つ腸内環境を整えるため、来店者のライフスタイルに合わせた腸内サプリを紹介。
  • 骨盤底筋トレーニングチェア
    女性が抱える骨盤底筋の課題に対応する専用トレーニングチェアを設置。利用者はリラックスしながら筋力を鍛え、体幹を強化。
  • フェムケア商品の展示と提案
    月経ケアや更年期サポートに役立つフェムケア商品を紹介し、利用者が日常生活に取り入れやすい提案を行います。

CareNa梅田店は、フェムテックを取り入れた美容サロンとして、これからの美容業界に新たなモデルケースを提供しています。都市型の成功事例として地方展開の可能性も期待されています。


2. ビューティワールドジャパンでの存在感

GAAPは2024年、日本最大規模の美容展示会「ビューティワールドジャパン」に出展しました。このイベントでは、フェムテック製品やサービスを紹介し、来場した業界関係者に多くの刺激を与えました。

特に注目された取り組みは以下の通りです:

  • 月経ケアと美容の融合
    月経中の女性が安心してスキンケアを行える製品や、ホルモンバランスをサポートする健康食品の提案。
  • 腸活と美容の相関
    腸内環境を整えることが肌の透明感や健康全般に影響を与えることを説明し、具体的な改善策を提示。
  • フェムケアサロンモデルの提案
    美容業界にフェムケアを取り入れた新たなサロン経営モデルを提案。多くのサロンオーナーから関心を集めました。

3. 「FEMMENS CLUB」の成功

男性が女性の健康課題を理解し、支えるための取り組み「FEMMENS CLUB」も大きな成果を上げました。今年は特に男性役員向けセミナーが注目を集め、職場環境の改善に貢献しました。

セミナーでは、月経や更年期に関する知識を提供し、男性社員が女性社員の健康課題に対する理解を深める機会を提供。参加した企業では「月経休暇制度」や「更年期支援プログラム」が導入され、職場のダイバーシティと働きやすさが向上しました。


4. 防災とフェムテックの融合:トイレカー事業

災害時の女性特有の課題に対応するため、GAAPは「フェムテックトイレカー」事業を始動しました。このトイレカーは、以下の特徴を備えています:

  • プライバシー重視の設計
    個別に区切られたスペースで安心して利用可能。
  • 月経ケア対応設備
    月経中の女性が必要とする衛生用品を備えたトイレカー。
  • 授乳室やおむつ替えスペース
    育児中の女性にも対応。

5月には「Okinawaまつり」で出展され、来場者から高い評価を得ました。さらに、イベント時のトイレ不足を補い、女性の快適性を向上させる一助となりました。


1. 美容サロンの新しいビジネスモデル構築

2025年、GAAPは美容業界において「フェムテック×美容」をテーマにした新しいサロンビジネスモデルを展開します。2024年にオープンした「CareNa梅田店」の成功をもとに、以下の施策を推進します:

  • 地方展開の強化
    地方都市に新たなフェムケアサロンを展開し、都市部だけでなく全国の女性が利用できるサービスネットワークを構築します。地方独自のニーズに対応し、地域密着型のサービスを提供します。
  • トータルケアの提案
    美容ケアにとどまらず、腸内環境改善のためのサプリメントや、骨盤底筋トレーニングチェアなど、女性の健康全般を支えるトータルケアサービスを提供します。これにより、利用者が美容と健康を一体的に考えられる場を提供します。
  • スタッフ教育と専門性の向上
    美容業界のスタッフがフェムテックや女性特有の健康課題に精通できるよう、専門的なトレーニングプログラムを提供します。これにより、顧客に対して高品質なアドバイスとケアを実現します。

2. フェムテックトイレカーの全国展開

GAAPは2025年、「フェムテックトイレカー」を全国に普及させることで、災害時の女性特有の課題解決にさらに注力します。このプロジェクトは、防災インフラの一環として女性に特化したサービスを提供するだけでなく、日常的な利用を通じて社会全体の防災意識を高めることを目的としています。

  • 自治体や企業との連携
    トイレカーを地域の防災計画に組み込むことで、災害時に必要な衛生設備を迅速に提供します。特に月経中の女性や育児中の母親が抱える課題に対応できる設備を備えています。
  • AIとIoTの活用
    トイレカーにはAI技術を導入し、利用状況のモニタリングや衛生管理を効率化します。また、IoTデバイスを活用して、災害時にどこでトイレカーが必要とされているかをリアルタイムで把握します。
  • 日常利用の促進
    地域イベントやアウトドアフェスティバルなど、平時から利用できる場を提供し、トイレカーを社会に定着させます。これにより、災害時にスムーズに活用できる体制を構築します。

3. 性教育と啓発活動の拡大

2025年、GAAPは次世代への教育を重要なテーマとして掲げ、性教育や女性の健康に関する啓発活動をさらに強化します。学校や地域コミュニティと連携し、以下の取り組みを実施します:

  • デジタル教育ツールの開発
    AIやインタラクティブ技術を活用した性教育プログラムを開発。若い世代が楽しく学び、正しい知識を身につけることができる教材を提供します。
  • 親子で学べるプログラム
    性教育は学校だけでなく、家庭でも重要です。親子で参加できるセミナーやワークショップを開催し、オープンに性の話題を話し合える環境を整えます。
  • 多様性を尊重する教育
    LGBTQ+の健康課題やジェンダー平等に関するテーマも取り上げ、包括的な教育プログラムを提供します。これにより、次世代が多様性を自然に受け入れる文化を育てます。

4. 企業とのパートナーシップ拡大

企業連携はGAAPが推進するフェムテックの普及において重要な要素です。2025年は、以下の分野で企業と連携し、新しい価値を創出します:

  • 福利厚生の充実
    企業が従業員の健康を支えるためのフェムテック導入を支援。月経管理アプリや健康サポートデスクを導入する企業が増えています。
  • 職場環境の改善
    「FEMMENS CLUB」を通じて、職場での女性特有の課題に対応する仕組みを提案。例えば、月経休暇や更年期サポートプログラムの導入を支援します。
  • データ活用によるパーソナライズサービス
    AIを活用して従業員の健康データを分析し、一人ひとりに合わせた健康アドバイスを提供する仕組みを企業と共同で開発します。

5. フェムテックが日常に溶け込む未来

GAAPが目指すのは、「フェムテックの夜明け」と呼ばれる社会の実現です。それは、フェムテックが特別なものではなく、日常生活の一部として自然に受け入れられる未来です。5年後、10年後には、「フェムテック」という言葉が必要とされなくなるほど、健康やケアが当たり前になる社会を目指しています。

そのために、短期的な成果にとどまらず、長期的な視点でフェムテックの可能性を広げる活動を続けていきます。


共に未来を創る:GAAPの呼びかけ

2025年は、フェムテックが社会を変える可能性を最大限に引き出す年となります。GAAPはこれらの挑戦を共に進めるパートナーを求めています。企業、自治体、サロンオーナーの皆様、私たちと一緒に、女性が輝ける社会を築きましょう。

お問い合わせを心よりお待ちしております。

GAAP 代表 東谷篤信