GREETING 代表挨拶

  • REPRESENTATIVE

    東谷 篤信

    GAAP代表の東谷と申します。私は前職で美容系の会社にお世話になっていた経歴を活かし、起業を決意しました。事業内容や方向性を定めるため、自分の進むべき道をたくさんの方にアドバイスしていただき、展示会やイベントに足を運びながら、多くの出会いを求めて全国行脚してきました。そこで出会ったのが「フェムテック」という聞き覚えのないフレーズでした。同じ美容業界にいながら、自分のまったく知らない世界がそこには広がっていたのです。
    ※フェムテック東京の模様はこちらから

    2023年10月に開催された「FemtechTokyo」に参加し、フェムテックの世界に触れ、これまで自分が女性に対して「理解しているつもり・わかっているつもりでも、何も理解できていなかった」「理解しようともしていなかったんだ」と思い知らされました。もしこのタイミングでフェムテックに出会わなければ、一生知ることもなく、女性の健康課題に向き合うこともなかったと思います。

    フェムテック(フェムケア)は、女性自身が向き合う健康課題ではなく、男性も一緒に悩み考えることが、本来のあるべき姿ではないかと思うのです。「男女平等」「男女雇用機会均等法」などと、言葉では男女の垣根を越えて、差別のない社会を目指すとありますが、「上辺だけの言葉だったな」と自分自身に強く思いました。これを読まれた男性の方で、どれほどの方に共感いただけるかはわかりません。ただ大多数の男性は、女性のことをすべて理解できていませんし、女性も理解してもらうことを諦めてしまっているのではないでしょうか?

    女性自身が自分の体を知り、正しいケアをする。男性も女性特有の健康課題を知り、理解をする。男性は女性の体にはなれないので、本当の理解は難しいかも知れませんが、知ることはできます。少しずつお互いに歩み寄り、男性が女性を知って努力をすれば、女性も「もっと知ってほしい」という気持ちが芽生えるはずです。日本人特有の羞恥心が邪魔をして、言葉にすること・表現することを諦めていた男女が、本心で向き合える社会こそが、真の男女平等だと考えています。